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2024年の新作として、ロジェ・デュブイが「エクスカリバー サンライズ ダブルトゥールビヨン」をウォッチズ＆ワンダーズ ジュネーブ 2024にて発表しました。

　力強い色彩。灼熱の輝き。ロジェ・デュブイのデザインを象徴する、2つの特徴。このエネルギーに満ちた新作は、夜明けの空を輝きで染める陽光からインスピレーションを得ています。

　鮮やかなジェムストーンのグラデーションを纏い、ひときわ光彩を放つこのタイムピースは、精彩溢れる美学とパワフルなダブルトゥールビヨン機構の双璧を体現しています。

　2005年、ジュネーブのウォッチメーカー、ロジェ・デュブイから初のダブルトゥールビヨンが発表されました。内部のキャリバーRD01はトゥールビヨンを2つ搭載し、各トゥールビヨンのバランスを調節しながら重力の影響を軽減して精度の平均化を図る重要なギアシステム、ディファレンシャルギアと連結しています。すでに複雑なメカニズムにこのギアを追加した技術的成果は、ロジェ・デュブイが飽くことなき追い続ける最高技術への挑戦の証となります。

　モノバランシエとの比較を例に挙げると、トゥールビヨン1つの調整と組み立てに2倍の時間を費やします。ダブルトゥールビヨンは、さらに約2倍の時間と緻密な調整を要し、2つのメカニズムそれぞれが、品質と信頼性の点で整合していることを確認するために時間がかかります。

　新作エクスカリバー サンライズ ダブルトゥールビヨンでロジェ・デュブイは、この時計製造技術の難題、複雑機構の大成を披露します。72時間の長持続パワーリザーブを提供し、319の部品から構成されたRD108SQは、またしてもディファレンシャルギアと連結された2つのフライングトゥールビヨンを搭載しています。

　これらダブルフライングトゥールビヨンをスケルトン化したフレームワーク内に配することにより、緻密な装飾が施した表面と、純粋な美学がもたらす神秘的なミクロの世界が解き明かされます。これらはすべて、タイムピースの製造地と技術的な信頼性のみならず、キャリバーの全部品に施された装飾が専門職人の高度な手作業により仕上げられた事をジュネーブシールが認証しています。この卓越したムーブメントに相応しく、合計17種類の異なる仕上げ装飾が施されました。

　タイムピースに収められた超絶技術に比肩するケースは、108石のジェムストーンから放たれる光彩の輝きを纏っています。精巧にバゲットカットが施された極上の品質を誇るジェムストーンは、タイムピースの周りを明け方の空のようなグラデーションで配されています。ベゼルに72石、アストラルシグネチャーに27石、フランジに9石と熟考された配置が、着用者を最高峰の輝きで包みます。

　朝日を想起させる告げるレッドには、鮮やかなガーネットを採用。エネルギーとカリスマ性を擁するその豊かな色合いは、トーンを完璧に映し出しています。次のグラデーションを形成するのは、高輝度でマンダリンのような色合いが魅力的なジェムストーン、オレンジスペサルタイトです。グラデーションの最後を彩るのは、力強いエネルギーを秘めたイエローサファイア。世界を新しい光で満たす、金色の朝日のような色合いで喜びを与えるジェムストーンです。温かみのある18Kピンクゴールドの45mmケースをもつ希少なエクスカリバー サンライズ ダブルトゥールビヨンは、わずか8本限定リリースです。

　2つの高性能トゥールビヨン、そして期待の域を遥かに超えた輝きをはなつタイムピースにはメゾンの卓越技術が惜しみなく駆使され、その大胆なスタイルで圧倒的な存在感を放っています。

　展示ブースでは、革新的で壮観なショーと共に、メゾンが柱とする時計製造専門知識に捧げる寺院のようなサンクチュアリーで、ロジェ・デュブイの厳然たるハイパーオロロジー™の世界を存分にご体感いただけます。

イーグルの優雅さと荘厳なアルプスにインスピレーションを得たショパールのスポーツシックなコレクションは、「アルパイン イーグル フローズン」の新作タイムピースをそのラインナップに迎えます。18Kエシカルホワイトまたはローズゴールド製の41mmと36mmのケース、ベゼル、一体型ブレスレットの全面には貴石があしらわれています。技術的ノウハウが駆使された、この≪コンテンポラリーイーグル：現代の傑出した人物≫に捧げられるジュエリーウォッチは、自動巻きムーブメント「Chopard 01.03-C」（60時間パワーリザーブ）と「Chopard 09.01-C」（42時間パワーリザーブ）を搭載しています。ウォッチにちりばめられたダイヤモンドや、ブルーまたはレインボーカラーサファイアが、氷河を覆うきらきらと輝く霧氷や、アルプスの山頂からしか見ることができない壮大な空を想起させます。

メゾンの卓越したジェムセッティングアート
「アルパイン イーグル フローズン」の新作クリエイションが、ショパールのスポーツシックなコレクションに加わり、全面にあしらわれた壮麗な貴石によって、その威厳を放っています。メゾンのアルチザンたちが培ってきたノウハウを駆使し、18Kエシカルゴールド製ケース、文字盤、ブレスレットのリンクに至るまで、数百個のダイヤモンドが芸術的にセッティングされています。8本のネジによる接線固定とともにこのコレクションの特徴となるベゼルは、バゲットカットのプレシャスストーンをセットしたモデルや、全体にダイヤモンドをセットしたモデル、またはサファイアをセットしたモデル、そしてグラデーションが虹の色彩を想起させるマルチカラーサファイアをセットしたモデルが揃います。ひとつの作品に20時間にも及ぶ緻密な作業を要するパヴェが根気強く施されています。

　ストーンがセットされた新作モデルは、2019年の発表以来、ルーセント スティール A223やエシカルゴールド製のスモール（36mm）、ラージ（41mm）、クロノグラフムーブメントを搭載したエクストララージ（44mm）、高振動ムーブメントを搭載したチタン製のリミテッドエディションなど、すでに数多くのモデルを取り揃える「アルパイン イーグル」コレクションに加わります。

　プレシャスストーンの輝きによって、このコレクションが偉大な建築家のように称えられる自然からインスピレーションを得ていることを、メゾンは明らかにしています。そのデザインはアルプス山脈の稜線に降り積もった光り輝く純白の氷河と美しい空、万年雪に由来しています。「アルパイン イーグル フローズンは、アルプスの氷河と太陽の光を鮮やかに反射する様子に着想を得ており、あしらわれたダイヤモンドのひとつひとつが、山脈の頂に降り積もった雪片のようにきらめきを放つのです」と、ショパールの共同社長であり、自身の息子や父と共にコレクションの共同クリエイターでもあるカール-フリードリッヒ・ショイフレは話します。

「アルパイン イーグル フローズン」は、コレクション特有のピュアで個性的なデザインを踏襲し、ベゼル、一体型ブレスレット、そして古代から冒険家の道のりをサポートしてきたリューズに刻まれたコンパスローズが、8本のねじでスタイリッシュなサイドを持つラウンド型ケースに固定されています。文字盤の時分表示は、スーパールミノバ® グレード X1を塗布し、ロジウム仕上げを施したファセットカットの針とローマ数字によって、暗闇でも視認性が確保されています。

信頼性の保証
　街でも山でも、「アルパイン イーグル フローズン」は、時計裏面のサファイアクリスタルから姿を覗かせる自動巻きムーブメントの信頼性に支えられています。41mmのラージモデルに搭載された「Chopard 01.03-C」は、メゾンの職人が182個のパーツを丹念に組み立てて製作しています。その厳格な仕様によって、60時間のパワーリザーブと優れた信頼性を保証します。一方、36mmのスモールモデルに搭載された「Chopard 09.01-C」は、42時間のパワーリザーブを保有します。

二人の男が抱くそれぞれの夢。それは時間の限界を、あるいはパフォーマンスの限界を押し広げるという夢。一人はクレーコートでボールを追い、もう一人は時間そのものに心を弾ませる。二人はともに、技術、バランス、正確さを駆使しながら、大きな困難、そしてスポーツ人生では不可避な衝撃に立ち向かっています。

「制御不能」という言葉ほどリシャール・ミルと彼のチームの精神を的確に表した言葉はない、ラファエル・ナダルはそう話します。不可能を可能にすること。過去10年間、ブランドはこの言葉を合言葉に掲げながら、ラファエル・ナダルが世界のテニスコートで着用するためのユニークなタイムピースを設計してきました。二人のパートナーシップから誕生した最新作のRM 27-04においても、この黄金律はしっかり守られています。

　RM 27-04は、ストラップを含めて30gという軽量設計と驚異的な耐久性を両立させました。ケース内に吊り下げられたトゥールビヨンキャリバーは、12,000 G以上の加速にも耐えることができ、リシャール・ミルの新記録を樹立しています。ムーブメント全体を支えているのは、マイクロブラスト加工が施され、表面積が855mmしかないメッシュ。直径0.27mmの編上げスティールケーブル1本のみから構成され、PVD処理を施した5Nゴールド製の2つのテンショナーで固定するという、時計製造の世界では前例のない構造となっています。

　テニスラケットのストリングと同じ原理にヒントを得た時計職人は、まずスティールケーブルを5時位置のテンショナーに固定し、その後、縦糸を張ってから横糸を加えてメッシュを製作しました。縦糸の上下にケーブルを編み込み、グレード5チタン製ベゼルの穴に38回通過させてから、10時位置のテンショナーに固定します。斜めに配置された手巻きムーブメントにメッシュを取り付ける際には、地板の裏側から伸び、5NゴールドPVD処理とポリッシュ仕上げが施された5つのグレード5チタン製フックを利用します。

　RM 27-04 の特徴はメッシュだけではありません。サンドブラスト加工とポリッシュ仕上げが表面に施されたこのケースは、独自の素材TitaCarb®を採用した点でも革新的です。高性能ポリアミドであるこの素材は、カーボンファイバーを38.5％含有することで強化。カーボンを加えたことにより、TitaCarb®は370MPa（3,700 kg/cm2）もの引張強度を実現しており、世界最高水準の耐久性をもつポリマーとなっています。

スペイン人チャンピオンのラファエル・ナダルにはいくつものコレクションが制作されてきましたが、今回の新モデルもその系譜に連なっています。本モデルはラファエル・ナダルとリシャール・ミルのパートナーシップ10周年を祝うなど、様々な意味で特別なモデルです。全仏オープンで12回の優勝経験を持つ王者と、自身の名を冠したブランドの創設者。当初は純粋にプロフェッショナルとしての関係を築いていた二人でしたが、そのコラボレーションは次第に確固たる友情へと発展しました。ラファエル・ナダルが「とても特別な絆」と呼ぶ二人の友情は、お互いのキャリアに対する信頼と賞賛の念により常に深まり続けています。

　RM 27-04は「ラファ」のコート上の新たな味方であり、ミドルケースには彼の愛称が刻印されています。50本限定モデルとなるこのウォッチが、新たなトロフィー獲得を目指すラファエル・ナダルを支えていきます。

「ウール・ロマンティック」は一目でイマジネーションがかき立てられ、1世紀以上も前にアール・ヌーヴォーのとりこになった上品で創意あふれる女性たちのイメージが思い浮かびます。自然から想を得た優雅な螺旋、流麗なカーブ、アラベスク模様などが、ヴァシュロン・コンスタンタンの芸術的な創作を助長させました。マニュファクチュールの工房では、軽やかで繊細な女性らしさが何より尊重され、そこから刺激を受けたアルティザンが驚くほど並外れた時計を作り上げました。入念に彫金を施したポケットウォッチや貴重なペンダントウォッチ、豪華に装飾した腕時計などです。とりわけ1920年代と1930年代に女性向けに作られた多くの時計がそれを立証しています。

　ヴァシュロン・コンスタンタンは、ベル・エポックから1970年代の時代を代表する歴史的モデルから着想した3つのモデルから成る「ウール・クレアティブ」を2015年に発表して、メゾンの豊かな歴史遺産に再び光を当てました。今回ヴァシュロン・コンスタンタンが発表する「ウール・ロマンティック」の新しいバリエーション・モデルは、ダイヤルをブラック・マザーオブパールで装飾し、タイムレスなエレガンスを際立たせた貴重な時計です。